稲妻
電車を降りて帰宅途中、小さな子供を連れたお母さんが携帯で空を撮影していた。真剣に何枚も撮り続けていた。足を止めて背後を見ると、稲妻がピカピカ光っていた。幾筋も縦に光が走っていた。これはいい!
急ぎ帰宅し、私も撮影すべくベランダに三脚を設置。雷雲はすでに遠ざかりつつあり、恐怖心は無い。これがもし頭上の雷だとそうはいかない。撮影のためにベランダに出ること自体が危険だ。昨年は自宅近くに何本も落雷する瞬間を目撃している。あの大音量は半端じゃない。しかし今回は、稲妻は頭上ではない。安心だ。
稲妻がいつ走るか?それはわからない。わからないので、カメラを空に向け、ひたすらシャッターを切り続ける。出ようが出まいが関係なく、とにかく撮り続ける。撮り続ければ、そのうちヒットだ!まるで流れ星の撮影に似ている。
撮影が一段落して後ろを振り返ると、航己が黙って立っていた。どうやらずっと後ろから見ていたようだ。2人とも食事そっちのけで稲妻見物をしていた。
photo : 24-28mm F5.6 2.5sec iso=200
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